人に言うと場合によっては面倒に感じる人もいるだろうからあまり積極的に言わないけど、
うつ病だった時期がある。
毎日わけもなく昼夜問わず涙が出た。
何がというわけでもなく不安な気持ちに襲われて仕方がなくて、そんなはずないのに友達がみんな私から離れてしまうんじゃないかという焦りに駆られたりした。
思えば私は中高生の頃から、年に何回かスランプでおかしくなることがあった。
言葉で書くのは難しいけど、そういう時「もう駄目だ」という根拠のない確信が自分の中に生まれる。
それが私の性格の一部なんだと言われてしまえばそれまでなんだけど。
病名が付けば楽になるかもしれないという気持ちと、私は病気なんかじゃない!と思う腹立たしさがぶつかり合う。
「死にたい」と友達に言われて楽しい人はいないと思う。できればそんな話聞きたくないし、そんなこと言われても返答に困るし、そもそもそんなこと言うやつとあんまり仲良くしたくない。
それがすごく分かるから、鬱がひどくても友達にあまり言えない。苦しくても一人で耐えなきゃいけない。それがどんどん私を孤独に思わせた。
一日中泣いていた。正直死のうとしたこともあった。朝4時に自分の涙と嗚咽で目が覚めた時、さすがにこれはヤバいと思った。
鬱に限らず、誰しも何かを不安に感じることがある。孤独さとか惨めさとか虚しさを、みんな生活の中で感じる。
今だって常に苦しい。
でも、だからこそ、私は友達の不安を誰よりも理解できると思う。
自分を責めて泣く人に、誰よりも共感できると思う。
どうにもならないって分かっていても、どうにかなったらいいとはずっと本心で思っている。
本当に、本当に大丈夫。大丈夫だよ